前回の不妊治療の話から一転して、おとんの入院騒動の事を書き残そうと思います。
(不妊治療はただいま休憩中)
救急車搬送から一般病棟に移るまで
おとんは、5年ほど前に「間質性肺炎」「肺線維症」と診断。2018年に薬投与に慣れるために入院したが、1か月ほどで退院した後は在宅酸素療法にて経過観察。
主治医に「この病気の予後は5年ほど」と言われていたようだが、ちょうど5年の今年、とうとう救急車で運ばれました。
前日に、「もう旅行に行けるのが最後になるかも」(今となっちゃフラグ)と登別に家族旅行、帰って来て家で休んでいる時に酸素不足の状態になり午後18時ごろ救急車で搬送。病院到着し濃度の高い酸素で落ち着くが、病院についた後に心筋梗塞となり対処しないと危険な状態となる。一時、「酸素が取れずに安静に出来ない、ステントの処置が出来ない」と言われ、人工呼吸器(気管切開 ※話も食べることも出来なくなる)に同意するも、奇跡的に人工呼吸器をつけずになんとかステントを入れる処置が終わった。それが2023年3月29日。
処置が終わった後、家族への説明が終わり本人にICUで会えたのが夜中0時を超えていた。処置直後なのに話せる状態で少し驚いた。おそらく麻酔もしていない状態での処置だろうに、おかんに対して、本人が「大変だったろ」と気遣ってくれたのには驚いた。
ICUには1週間ほどいるのかと思いきや、2日後には一般病棟に移される。本人、意思が強すぎて自分の主張を通そうとするので、厄介者扱いされている可能性もありそうで心配、、、。
この時は、個室だし、スマホも触れる様子で徐々に回復しているのは嬉しかった。ただ、意識もはっきりして主張もはっきりしてコミュニケーションが取れるように回復したのが嬉しい反面、わがままに悩まされる始まりでもあった、、、。
医者から転院の話
4月7日、叔母とおかんも立ち会いで、おとんに病状の説明が行われる。一般病棟に移って1週間目の事で、心筋梗塞の急性期と言われていたニ週間も終わっていない段階なのに、医者から転院の話をされる。本人も家族もまだ一般病棟に移って間もなく、酸素量も安定していないと説明されているこのタイミングで転院の話をされた事に不信感を持つ。
更に、その時に拒否をせずに聞いていた(実際は唖然としていた)為、転院を承諾した事になっており、話がどんどん進められていく。数日後の4月13日に、「転院先の病院と面談をして来てください。日程は翌日までに決めて返事をください。」とおかんに病院から連絡。私の仕事の都合もある為、翌日までに返答も出来るわけがなく、返事は4月18日まで待ってもらう事に。
※尚、転院には了承していない旨を伝えたところ、翌週4月24日に先生から改めて説明すると伝えられる。
※今の病院は「特定機能病院」との事で、病床を開けなければならないとの事。転院先候補は「一般障害者病棟」なので、呼吸の機械をつけていれば制限なく入院が出来るとの事。
転院候補先病院との面談
4月21日に訪問。おかんと叔母にて。結果は、とても気落ちして帰って来た。理由として、融通がきく部分が少なく、本人我慢しなければいけない事が今の病院より多いだろうという点が大きい。(※個人的に私は呼吸器内科の医師が3人いて、病棟の技術も機器も、現在のおとんの病状を受け入れられるとの事で良いのではと思っていたが、、、)
あまりにも訪問した2人の印象が悪いのと、おとんにも入院に必要な事を私の言葉で伝えるためにも、私自ら面談した方が良いと思い、なんとか予約を取り付けて5月1日に訪問。聞きたいことは聞けて、現在の本人がいいそうな主張をやんわり伝えて帰って来た。
その病院に入るためには病院の運用に了承する必要がある為、弟からその旨おとんに伝えてもらうも、そこで生活するのは難しいと言う主張。
翌日に5月2日に1か月ぶりの面会に行ったら、主治医がたまたまなのか意図的なのかわからないがタイミングを合わせて病室に現れる。そこで、転院先の病院から「受け入れは難しいですね」とお断りがあったことを知らされる。
食生活について、おとんは「自分でコントロールしている」という主張をしているが、その内容が医療的にはNGな内容もあったらしく、主治医にたしなめられる。
これまで、(症状が末期という事が大前提だと思われるが)ファミチキやメンチカツ、刺身もOKが出ており、家族側としては大丈夫なんだろうか?という疑問もあったが、大丈夫ではなかった、、、。
「これまでの食生活を続けたい」という意思が強かったのと、「スマホで外界と繋がりたい」という意思が強い点を転院先候補の病院面談の時に伝えたのも悪影響だったのであろう。(おとんは今の状態を続けられるので良かったという顔をしていたが、、、※良くない)
今後の方向
今の病院は長くはいられない事は確定なので、更に受け入れてくれる病院を探してくれるとの事。次は確認の面談も無く手続きを進めると言われる。
現在の病状だと、酸素濃度的に今使用している「ネーザルハイフロー」と同等の機器がないと生命維持が厳しい状態。が、その機械の取り扱いがある病院がほぼ無いとの事。まずはなんとか頑張って探して貰っている。
受け入れ先が無いと在宅という選択肢しかなくなってくるが、現時点ではまだ在宅での看護の調整に入る方向では考えにくく、家族側でも現実的ではない(できる人がいない)という結論になっている。
おとんは家に帰りたがってて、でも今帰って来ても2日も持たないと医師に言われてて、、おとんには可哀想だけど、せっかく話せるし食べられるんだから出来るだけ長く生きててほしいという気持ち。良い病院が見つかれば良いなと思っている、、、。
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